今日も始業前に電話。
ケースワーカー室の直通電話はナンバーディスプレー機能付きなので、
馴染みの電話番号なら、誰からの電話かは分かるようになっています。
なもんで、ウチの病院には電話魔に近い患者さんも居て、
そんな方々を「レギュラー」って、呼んでいます。
で、ディスプレーを見るとどこかでは見た記憶はあるが、
「レギュラー」ではない番号…
あわてて取ると、
「ごめーん。子供に風邪がうつって、今、実家なの…
今週は休むわ…」
そう、昨日の劇的なシフトを作り出してくれた主任からの電話。
とりあえず、ただ笑うのみ。
室長に電話を代わって、着々と主任のお休みが確定していく。
ウチの職場は家庭に優しく、子供がらみの休みはすんなり取れる。
なんたって、室長の口癖が、
少子高齢化が福祉の財源を圧迫しているってのが信念の方で…
「子はカスガイ。子供は国の宝。打倒!少子高齢化。」
(最初、真顔で言っているときには語呂が良すぎて、大笑いした。)
で、急きょ、Pちゃん。も仕事の内容が変更。
昨日以上にばたばた…
主任の机にもメモが溢れていく…
なんたって、昨日は「明日、出勤しますから…」って、先送りしたのが、
このままだと、来週まで先送りしなくてはならないので、
勿論、許されるわけもなく…
昨日の適当な先送りでしのいだのが、
今日になって、確実にクビを締める結果になった。
で、Pちゃん。廻ってきたのが曰く付きの案件(ケース)。
随分前に離婚はしているが、妻も夫の姓を名乗り、
しかも、離婚後も子供を含めた家族が結婚前と何一つ変わらず、生活している。
で、妻が入院中。
まぁ、他人から見ると、なぜ離婚したのかが分からない一家。
郵便も普通に着いて、町内会にも一家として加入している…
でも、法律上は他人。
法律上は他人なんで、制度上は福祉サービスを申請するにあたって、
毎回、委任状が必要になる。
しかも、この夫婦。夫婦と呼ばないと機嫌が悪くなり、
また、「夫婦じゃけぇー、なん?(なぜ?)」って
リアル、仁義なき戦いの広島弁。
夫の外見もパンチパーマにサングラスではないが、
色のついた金縁の老眼鏡…
仕事柄、ニッカポッカで御来院。
日記のネタ用に考えようにも、思いも着かない天然モノ。
ひねりなしで使える特選素材です。
さらに天は二物を与えたかのように、この夫、極端に理解が悪い。
理解が悪いというよりも、頭の中に何か、暗号化する変換機でもあるの?
って、聞き返したくなるぐらいの取り違えが多い。
もう、会話の節々に笑いの神様が行列でたむろしている。
で、10分で済む会話が1時間もかかるので、
当然、夫もイラついてくる…
一見、スジもんが何か文句をつけに来ているかのよう…
まぁ、結局、今日は書類に必要で前回お支払いいただいたお金の残金、
360円の入金とその領収書、
そして、別件での委任状が必要らしく、本人(妻)のサインを取りに来たとのこと。
疲れました。
スジもんもどきと1時間も外来でお話。
通り過ぎるスタッフがじろじろ… 視線の矢が突き刺さりっぱなしで
Pちゃん。視線の矢でハリネズミのよう…
まぁ、夫もぐったりみたいだったので、引き分けかな?
それにしてもこの仕事を始めて、離婚しての恨み節の多くを聞いてきて、
今日の天然モノの夫婦のように離婚しても、
それなりに幸せそうな関係を見るとほほえましくなる。
特にPちゃん。と事務的な話をしていて、イラついているときは
スジもんそのまんまだったけど、
病棟の妻の所に案内(普段はしないが、事務から押し付けられた)したとき
病棟で妻を見かけたときの子供のような素直な笑みを見て、
「夫婦って、いいなぁー」
って、不覚にも天然モノにたいして思ってしまった。
また、用事が済んで、(隔離)病棟の出口までの廊下も
ずっと手をつないで歩いている姿を見て、
「最近、ヨメと手をつないでいないなぁー」
って、反省。
さらに閉鎖病棟なので、離院に注意して扉を閉めなくてはならず、
必然的に夫と妻の間にPちゃん。が身体を割り込まなくてはならない。
仕事だから仕方がないが、何か悪者になったよう…
まぁ、夫が帰る頃にはなんだか仲良くなっていた。
ちょっと、ほのぼのでした。
ではでは。
ケースワーカー室の直通電話はナンバーディスプレー機能付きなので、
馴染みの電話番号なら、誰からの電話かは分かるようになっています。
なもんで、ウチの病院には電話魔に近い患者さんも居て、
そんな方々を「レギュラー」って、呼んでいます。
で、ディスプレーを見るとどこかでは見た記憶はあるが、
「レギュラー」ではない番号…
あわてて取ると、
「ごめーん。子供に風邪がうつって、今、実家なの…
今週は休むわ…」
そう、昨日の劇的なシフトを作り出してくれた主任からの電話。
とりあえず、ただ笑うのみ。
室長に電話を代わって、着々と主任のお休みが確定していく。
ウチの職場は家庭に優しく、子供がらみの休みはすんなり取れる。
なんたって、室長の口癖が、
少子高齢化が福祉の財源を圧迫しているってのが信念の方で…
「子はカスガイ。子供は国の宝。打倒!少子高齢化。」
(最初、真顔で言っているときには語呂が良すぎて、大笑いした。)
で、急きょ、Pちゃん。も仕事の内容が変更。
昨日以上にばたばた…
主任の机にもメモが溢れていく…
なんたって、昨日は「明日、出勤しますから…」って、先送りしたのが、
このままだと、来週まで先送りしなくてはならないので、
勿論、許されるわけもなく…
昨日の適当な先送りでしのいだのが、
今日になって、確実にクビを締める結果になった。
で、Pちゃん。廻ってきたのが曰く付きの案件(ケース)。
随分前に離婚はしているが、妻も夫の姓を名乗り、
しかも、離婚後も子供を含めた家族が結婚前と何一つ変わらず、生活している。
で、妻が入院中。
まぁ、他人から見ると、なぜ離婚したのかが分からない一家。
郵便も普通に着いて、町内会にも一家として加入している…
でも、法律上は他人。
法律上は他人なんで、制度上は福祉サービスを申請するにあたって、
毎回、委任状が必要になる。
しかも、この夫婦。夫婦と呼ばないと機嫌が悪くなり、
また、「夫婦じゃけぇー、なん?(なぜ?)」って
リアル、仁義なき戦いの広島弁。
夫の外見もパンチパーマにサングラスではないが、
色のついた金縁の老眼鏡…
仕事柄、ニッカポッカで御来院。
日記のネタ用に考えようにも、思いも着かない天然モノ。
ひねりなしで使える特選素材です。
さらに天は二物を与えたかのように、この夫、極端に理解が悪い。
理解が悪いというよりも、頭の中に何か、暗号化する変換機でもあるの?
って、聞き返したくなるぐらいの取り違えが多い。
もう、会話の節々に笑いの神様が行列でたむろしている。
で、10分で済む会話が1時間もかかるので、
当然、夫もイラついてくる…
一見、スジもんが何か文句をつけに来ているかのよう…
まぁ、結局、今日は書類に必要で前回お支払いいただいたお金の残金、
360円の入金とその領収書、
そして、別件での委任状が必要らしく、本人(妻)のサインを取りに来たとのこと。
疲れました。
スジもんもどきと1時間も外来でお話。
通り過ぎるスタッフがじろじろ… 視線の矢が突き刺さりっぱなしで
Pちゃん。視線の矢でハリネズミのよう…
まぁ、夫もぐったりみたいだったので、引き分けかな?
それにしてもこの仕事を始めて、離婚しての恨み節の多くを聞いてきて、
今日の天然モノの夫婦のように離婚しても、
それなりに幸せそうな関係を見るとほほえましくなる。
特にPちゃん。と事務的な話をしていて、イラついているときは
スジもんそのまんまだったけど、
病棟の妻の所に案内(普段はしないが、事務から押し付けられた)したとき
病棟で妻を見かけたときの子供のような素直な笑みを見て、
「夫婦って、いいなぁー」
って、不覚にも天然モノにたいして思ってしまった。
また、用事が済んで、(隔離)病棟の出口までの廊下も
ずっと手をつないで歩いている姿を見て、
「最近、ヨメと手をつないでいないなぁー」
って、反省。
さらに閉鎖病棟なので、離院に注意して扉を閉めなくてはならず、
必然的に夫と妻の間にPちゃん。が身体を割り込まなくてはならない。
仕事だから仕方がないが、何か悪者になったよう…
まぁ、夫が帰る頃にはなんだか仲良くなっていた。
ちょっと、ほのぼのでした。
ではでは。
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