この日もやっぱり雨。
釧路を出発して、釧路湿原から阿寒湖、摩周湖、屈斜路湖を抜け、知床へ


残日の晩、夕食を食べて宿泊先に帰る時にタクシーで帰りました。
まぁ、見知らぬ土地だし、寒かったし、何より地元民が
「タクシーで1・2メーターだから、この寒い雨の中を歩くよりもいい」
とのアドバイスを素直に聞くことにした。
で、北海道(釧路)のタクシー、初乗りが440円。
ちなみに、移動には2メーターで550円。安すぎる!
で、お決まりの運転手さんとのトーク。
明日の行き先を聞かれ、湿原から阿寒湖、摩周湖に行きたいと告げると…

(阿寒湖から摩周湖へ行くのには一度、もと来た道を引き返す必要があり、)
「…そうだねぇー、ほんの10kmぐらい。戻って…
 そうそう、信号も無いから迷わないよ。
北海道の距離感に圧倒される一言。

レンタカーには当然のようにカーナビがついており、
年々性能も良くなっていく…
Pちゃん。が5年ほど前に北海道に来たときは、ナビはオプションで、
しかも、性能も悪く、結局、自分で地図で走った記憶があったが、
今回のナビは大違い。
行きたい観光地や宿泊先の電話番号を入れると正確なナビをするし、
有名どころの観光地には決まった番号を入力すると案内してくれる。

そんなこんなで、すっかり地図を見なくなってしまった今回の旅行。
釧路湿原を出て、いざ阿寒湖へ…
このナビが選択したルートは最短ルートに近いもので、
道道(県道の北海道版)を途中で織り交ぜたものであった。
道道って言っても、やはり本州の1.5車線で快適な道が多いので、
Pちゃん。も何の迷いも無く、鵜呑みで出発!

…途中までは快適。
で、途中で「悪天候時にはこの先封鎖!」の看板とゲートが…
まぁ、何度かこの手の道はあったし、いずれも冬場しか封鎖されない様子なので、
気にせずに直進。
が、いきなりの砂利道。まぁ、未舗装な道もラリー気分で走っていくと…
道はどんどん細くなり、しかも山道。おまけに霧が出てきて視界は100m程度。
更には離合も出来ない細さ…

ちなみに、前日、TVで“もや”と“霧”の違いを見て、
「へぇー。」って言ったばっかり。で、今回のは確実に霧。
(1km先が見えなかったら「霧」だそうな。)

おまけに、前後からも車は一台も来ない…
心細くなるが、Uターンも出来ないし、ケイタイも圏外。
気分は「もー、どーにでもしてぇぇぇ。」
仕方なく、ナビどおりに進む。

ところが、
GPSナビが現在地をロスト(見失う)
さらに、気分は「もー、どーにでもしてぇぇぇ。」
進むこと20分。ようやく国道に合流。
振り返ってみると、こんな看板が…

「この先、15km未舗装道。
 急カーブ多し!野生動物(クマ)に注意。」

生還って表現がぴったりな思いをしました。
以降はナビどおりに走る前には地図で通れそうな道か?どうかを
確認するようになったのは言うまでもありません。
まぁ、今となっては面白い経験だったのですが、このときはぐったりでした。

ではでは。

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