真実は闇の中。

2005年12月12日 ヨメ
アナムネ。
この仕事を始めるまで知らなかった言葉ですが、
“問診”、“予診”のドイツ語を略したものらしい。
で、Pちゃん。病院勤めの第一歩として、
このアナムネをちゃんと出来るようにがんばっています。

基本的には、ご家族からお話を伺いアナムネをとっていきます。
まぁ、予診なんで客観的な情報が必要になるから
出来るだけ、ご本人が言う内容も家族から見て本当にそうなのか?
それとも、疾患のサインなのかを見極めていきます。

で、アナムネをとるとその日の外来担当Dr.が読んで診察になります。
このとき、ヨメを含めて言われたのが、
「一度読んだだけで必要な情報が分かるような文章。」
これが結構難しい。
基本的には、誰が、いつどんな理由で、どうしたのか?の手順で書いていきます。

しかし、アナムネの基本はいかに客観的な正しい情報を収集するか?
そのためには同じ物事でも、
本人や家族(父、母)でそれぞれ異なる見解を示されることが多くあります。
同じ物事でも、異なる見解の場合、
要はそれぞれが異なる見解を示さざる得ない立場にあることを窺い知ります。

まぁ、極端な話、真実を見極めるような気持ちでお話を伺っています。
そして、患者さん御本人の主観的な話は主治医が聞いて、
治療方針を立てればいいので、あくまでもPちゃん。は予診。
医療でも福祉でもなく、ただ、お困りになられている現状やその経緯を整理していくだけ…

さて、一つの物事を違った立場から見ると違って見えるのは当然な話。
で、日記を書き出して思うこと…
ヨメはPちゃん。とネタがかぶると
言うが、かぶっても内容は異なるんじゃないのかな?
別に笑いを求めているんじゃないから…

ちなみに先日の「サイクリング」の話は秘書さんが終始笑いながら読んだらしい…

今日のヨメの日記なら、「人格障害」ってありますが、
まぁ、障害って言えば障害なのかも分かりませんが、
そもそも人格障害ってなんなのかな?

「困った」人格、性格。は理解できるのですが、
「障害な」人格って… 結局は良く分かりません。

まぁ、病院に来られる方で人格障害って呼ばれる方の中には
信じられない行動を起こす方が居られるので、
まぁ、人格かどうかは別として、
障害 = 生活のしづらさをお持ちなのは良く分かる。
ちなみに上の考え方は、精神疾患の障害年金における障害の概念。

ちなみに、信じられない行動の一例が
「ヨメ先生に話を聞いてもらいたいから、自傷した。」
おいおい、話を聞いてもらう前に、一歩間違ったら、
お話できずに冷たくなりますよ… って思わず突っ込みたくなる。

ヨメはここまでではないので人格障害かどうかは疑わしい。
しかも、標的はPちゃん。だけ…
はっきり言って、虐待です。DVです。
そう、ドメスティック・バイオレンス。配偶者間暴力です。
なので、まだ、発症はしていないはずです。
単なるドメ。ですから〜、残念!
(久々に侍になってみました。どこに行ったのかな?侍。)

ヨメよ、あえて言うなら「適応障害」なんじゃないのかね?

ではでは。

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