3割。

2006年1月29日 思ったこと
いつの間にか我が家のトイレにおいてありました。
ヨメに聞いてみれば、免許の更新時の暇つぶしに買ったらしい、
ちなみに続編の青い本も買ってありました。

Pちゃん。は続編とは知らずに青い本から読みましたが、
正直言って面白い。
で、書かれていた一文。
「探偵に依頼して、その成功率は3割だったら、上々。」
最初は「えっ?」って思いましたが、
よく考えてみたら、(考えて見なくても…)
自分に向かって球を投げられるのを打つ野球でも、
3割後半が世界記録。

つまり、向かってくるのが確実にわかっているものでさえ、
3割後半の成功率でも大記録。
だんじりファイターの清原でも3割をキープするのが大変。

探偵稼業は逃げる相手や居るかどうかも判らない相手を探すのだから、
3割の成功率でも御の字って言うのもうなずける。

それなのに“絶対安心”なんんて看板の探偵屋は安心できない。
って理論もうなずける。

この“絶対”って言葉。
絶対なんて絶対にない病院でもよく耳にする。
(最近よく耳にする「全然、大丈夫。」みたいで変な表現。)
それは入院時の入院期間だったり、処方薬の効き目なんかでもそう。
「“絶対に良くなる”って言った!」
「“絶対に効く”って言った!」
なんて言う、御家族がたまに居ます。
ちなみに、普通の医療従事者では“絶対”なんか使いません。
更に言えば、2つ目の場合、法律違反にもなりそう…
なので、上記のような言葉は絶対にあり得ない。

御家族の心配な気持ちはよく分かるが、
良くなるって何だろう?
薬物療法が有効な疾患の場合、
良くなるって言うか寛解することは推測することはできるが、
上のようなことをおっしゃる方の“良くなる”ってのは
かなりハードルが高いことが多い。
また、薬物療法は対処的なものでしかないような方の場合、
はっきり言って、寛解するかどうかは本人しか分からない。

だって、入院してもリストカットするヤツはするし…
なので、病院で“絶対に○○ですよね”って聞かないで欲しい。

ではでは。

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