病院が沈みつつあるって感じ出す今日この頃。
危険な状態って思っていたら、不思議と危険な状況が集まって来る。
これは類トモの法則か?って思います。

さて、今日のだめだめは「救急車。」
救急車って言えば、危険な状況で助けてくれるクルマ。
呼んで字のごとく、「急いで救ってくれる車。」

今日の患者さんはお薬を飲まずにいきなり興奮!大暴れ!!
なので、即入院が必要なケース。お母さんだけでは本人が女の子でも
さすがに無理。なので、救急車を呼ぶように電話で指示。
救急車だけに急いでやってきます。で、この後もすばやかったです。

暴れすぎて危険なので帰ります!!って…

お母さんによると来たのは、箱バン型の昔の救急車でなく蘇生の出来る高機能な救急車。
だから、暴れると危険らしい。
で、患者さんの危機を救うのではなく、自ら危機を回避すべく撤収!!

さて、その事態をお母さんより電話で報告されたPちゃん。
思わず、「どこの救急や〜!」と半ギレ。
まぁ、キレて当然です。
個人的な感想ですが、最近の救急隊は上品。上品過ぎて精神科向きではない場合が多い。

精神科で救急車が必要な場合は、はっきり言って両極端なケースが多い。
本当に生死の危機がある場合と全く生死の危機ではないが大変な場合。
前者は自殺を図ってしまった場合など時々ある。
で、多くは後者。なので、救急隊に求めるのは体力。
高価な機器なんか期待していません。体力、マンパワーを期待しています。

身勝手な要求でしょうが、ある程度、搬送された患者さんが落ち着くまでか
こっちの手子が揃うまでは純粋なマンパワーとしていて欲しい。
政治じゃないけど、まさに数はチカラ。
勿論、上品で優秀な救急隊の方は多くの後者な場合、
「生命の危険はないし、病院にも送ったし…撤収!!」ってすばやい。

思わず、何とかならんの?ってつぶやいてしまう。

さて、今回のだめだめ。な救急隊に変わって今回の功労者はグレープフルーツ味の水薬。
この水薬を飲んで、眠っているところを近所の方々に運ばれて来院。

寝ているままの入院はまずいのでたたき起こして、話を聞く。
まぁ、お薬を飲んで眠っている方をたたき起こして話を聞いても
基本的には応答なんてだめだめ。
で、微妙だけど医療的にも保護が必要だし…ってコトで即入院。
勿論、真っ当に法令順守していたら、ちと微妙ですが
書類上は全部、問題なく揃っているし、まいっか。で入院となりました。

やっぱり、ひよこ病院もだめだめ。です。

ではでは。

コメント

おのぞ
おのぞ
2006年10月24日20:11

はじめてコメントさせていただきます。

やっぱり、求められるのは「黄色い救急車」なんでしょうか。

Pちゃん。
Pちゃん。
2006年10月24日20:16

おぞの様、はじめまじて。
おぞの様の地域は「黄色」でしたか…
ヨメの地域も「黄色い救急車」だったらしいですが、Pちゃん。実家は
「ミドリの救急車」が定番でした。

ちなみにこの仕事についてから白以外の救急車は見たことがありません。
いったい誰が黄色やミドリって言い出したのやら…

それとも本当に原色バリバリの救急車が過去にはあったのでしょうか?
不思議です。

おのぞ
おのぞ
2006年10月24日21:14

デス見沢氏のサイトによると、氏の出身地では精神科の「送迎車」は黄色かったそうです。あと、ギリシャの救急車は黄色だそうです。
私の子供時代には「紫」という話もあったような…(うろおぼえ)
そこはかとなく雅?なのは、京都ならではだったのでしょうか。

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