実習生。

2005年7月24日 仕事
精神保健福祉士になるためには大きく分けて2つの方法があります。
 1つは指定された福祉系の4年大学を出て、すぐの国家試験を受ける。
 1つは何でもいいから、4年制大学を出て、
1年間、精神専門の養成学校に入ってから国家試験を受ける。
まぁ、他にもルートはあるのですが、現在はこの2つが主流。

で、前者の場合、おおむね20代前半で有資格者になるので、
実習はやっと、20歳になったぐらいの方が来られます。
理想と知識はあるが、社会生活が無い方々。
ものすごく不安です。
過去には自分の父親ぐらいの方を平気でタメ口で話したり、
いきなり「あなたの病気はなんですか?」って聞いたり…

Pちゃん。が患者さんなら絶対に殴っているヤツが多い。
勿論、ちゃんとした方もいるのですが、
社会生活がない分、Pちゃん。見ていて怖い部分が多い。

で、後者のPちゃん。と同じルートで着た方々。
多くの方が数年間は社会で働いて、一念発起でPSWになろう!
って方々が主にこのコース。
社会的な常識はあるはずなのに、あえて薄給のPSWを選んだ方々。
生活の知恵はあるが、理想の前に将来設計が不安な方々。
はっきり言って、「福祉とは…」って一言家が多く、暑苦しい。

で、だらだら書きましたが、PSWになろうと思う方々に一言言いたい。

必要なのは最低限の社会的常識と礼節。

知識や理想ははっきり言って、あったほうがいいでしょうってレベル。
ユーザーさん(患者さん)が希望することは現実的なことが多いし、
知識やテクニック通りに行かないケースが多い。

それと思う一つ。

大切なのは手取り20万以下での将来設計。

主任さんの給料を見て、びっくり。
宿直しないと、半永久的に給料は横ばいの事実。
保険のCMじゃないですが、
「よ〜く、考えよう〜。お金は大事だよ〜〜。」
ストレスが多い職場でこの給料。そんなにいい世界ではないです。

はっきり言って、収入だけなら別の仕事をオススメします。

ではでは。
スキンヘッドで出勤中のPちゃん。ですが、
院長の鶴の一声でスキンヘッドをやめる事になりました。
まぁ、丁度、飽きてきた頃だったんでいいんですが…

病棟でも患者さんもスタッフも変化に驚かなくなってきたので、
正直言って、毎朝のお手入れが苦痛になってきたところだったので、
個人的には歓迎な鶴の一声。

で、院長はPちゃん。の倍はゆうに生きている、精神科医療界の子泣きジジィ。
一応、病院で一番偉い人。
(実際には院長のヨメの理事長が一番偉い。
 どこの家もヨメのほうが強いのね…って、笑い会ったこともあります。)

で、スキンヘッドをやめろという理由を聞いて大笑い。
「外来患者さんのAさんが怖がっているから。」
他の患者さんからは和尚さんといわれていただけに、ちょっと心外。
更に続けて、院長の一言。
「Pちゃん。はヤクザに見える。」
それを聞いてPちゃん。も、まちゃのように、
(まちゃって?お思いの方は下をどうぞ。ピンのオンナ芸人さん。です。
 http://machamacha.fc2web.com/index2.html)

「はぁ?」カンカンカン!

院長は今までにファッションセンスで色々な物議を醸しだしただけに、
「はぁ?」にも力が入る。

過去には、ストリートファッションで外来に来た患者さんに対して、
院長のコメント。
「彼は治ってきたように見えるが、夏なのに毛糸の帽子をかぶっていて、オカイイ。」
また、
「ちゃんとズボンがはけずにパンツが見えているにの気がついていない。」
と、しきりに症状悪化を判断したツワモノ。
(誰かファッションだって教えてあげて欲しい。)
子泣きジジィなだけに時代についていけない部分が多い。

さて、Aさんについては、主任さんがリサーチした結果、
Aさんの実家がお寺で、スキンヘッドは実家を思い出してイヤ。
だったらしい。

で、スキンヘッドをやめる事になったのですが、一つ問題が…
それは、今まで自分で毎朝、剃っていたので剃りムラがある状態。
だから、明日、明後日あたりはムラのある頭になることが目に見えている。
だからと言って、生やすために下準備に散髪屋さんで剃るのも非経済的。
とりあえず、自分では見えないから多少のムラは気にしないで行こうと思います。

それにしても、連休の前に行ってくれたら全然、問題無かったのに…

ではでは

リタリン。

2005年7月18日 仕事
Nackyさんの日記を日記を拝見して…

それにしても、希望のクスリを処方されないと、
その病院をダイナマイトで破壊してやろう!なんて、なかなか来てます。
ちなみにひよこ病院ではダイナマイトで云々はありませんが、
入院さしてくれないと死んでやる!って手合いは多いです。

入院治療が必要なのに、「死んでも入院はイヤッ!」って抵抗する方もいる一方で、
入院も必要ないのに「入院じゃないと死んでやる!」ってのも…
どっちにしても困った方々です。

どっちが困るかというと断然、後者。
入院が必要な方にはその必要性を訴えかければ、なんとか治まる場が多い。
たとえ、そのときは納得して頂けない場合でも入院治療の中で
「まぁ、仕方が無かった」って思っていただけることもあります。
(最後まで「だまされた」って思われる方もいますが…)

で、後者。
医療の必要の無い方に入院して頂くのは基本的に無理。
極端な話、帰りたくなくて病院で一泊…なんて方には、
「ホテル(宿泊施設)じゃないんだから」って言いたくなります。
勿論、言えませんが。

さて、精神科の病院にも
クスリを名指しで「○○希望」で受診希望される方がたまに居ます。
昔はハルシオンなんかが有名でしたが、メジャーになりすぎたのでしょうか?
それとも田舎だからでしょうか?
Pちゃん。はハルシオン希望の方には遭ったことがありません。

そして、先日、遭遇したのがリタリン希望。
「○○希望」の方は絶滅したと思っていたので、事務が対応しきれなくなって、
Pちゃん。のところにSOSで廻ってきた時には、
心の中で小躍りしながら、電話を受けました。で、以下がそのやりとり。

P「リタリンがご希望ですか?」
リタリンさん(以降、R「ええ、ものすごく辛いんです。」)
↑息も絶え絶えな感じで話す。
P「で、どうしてリタリンをご存知ですか?」
R「自分で悩んで本で調べたら、リタリンが効きそうなんです。

この段階でおかしい。
本で調べて、自分が○○では?って疾患名をあげる人は居ますが、
薬品名をあげる人は普通はまず居ない。
まぁ、過去にどこかで受診歴があり、その薬が処方されたとかなら分かりますが…
で、一応お決まりの質問。

P「精神科の病院にはかかったことがありますか?」
R「いえ、無いんですけど…」

完璧にアウトのご回答。
そろそろ、帰る時間も近づいてきたので、仕上げを急ぎました。

P「では、受診されて医師が他のお薬を出す可能性もありますが、
 受診されますか?」
R「他の薬は効かなかったのです!
P「おや?他のお薬って事はどこかで受診されていたのですか?」
R「いや、その…」
↑明らかにあせりが見えたので、仕上げの一言。
P「ウチではリタリンはほとんど処方しません。
R「じゃあ、もういいです。」ガチャ。
↑ものすごく元気で怒った口調でした。

まぁ、もうちょっと勉強してからしてから来てね。ってレベルでしたが、
どんなに勉強して演じても、
一見さんは初回では希望するクスリは普通手に入りません。
ちゃんと、他院の紹介状を持参されて、正規のルートに乗った方でも、
主治医になったDr.の主観で変薬ってもの十分に有る。

まぁ、都会の売り上げに困っているクリニックじゃないと、
成功しないんじゃないでしょうか?
そういえば、ヨメも「開業」って文字が頭をかすめるようになったって
言っていましたが、
ヨメの場合、この手の有名なおクスリは普段の処方も嫌っています。

それにしても、この手の方々、
最初にどこで味を覚えるのでしょうか?
ものすごく素朴な疑問です。

ではでは。

お中元。

2005年7月14日 仕事
この時期になるとお中元時期で、病院には患者さんからDr.や病院に…
または、他の病院からDr.へと贈答品が受付にやってくる…

ヨメ曰く、患者さんからお中元とかを頂くのはちょっと気が引けるが、
お断りすることで尚更、落ち込まれる方も多いので、
素直にありがたく頂き、満面の笑みでお礼を言います。
勿論、頂く頂かないで対応が変わるはずもありません。

で、Pちゃん。のような雑務係は宅配便の贈答品をせっせと
医局や病棟なんかに運ぶ。
包装紙や重さ、大きさから何が入っているのか想像しながら運びます。
気分はサザエさんのカツオ状態。
まぁ、流石に箱をゆすったりして音を聞いて中身を想像したりしませんが…

そんなお中元とは無縁なPちゃん。今日はお中元が…
相手はひよこ病院から。
陣中見舞い的な感じで、画一的に配られていった。
そう、ヨメもPちゃん。も…
勿論、中身も一緒。

外見は花柄の封筒。
で、中には金券らしきものが透けて見える…
前回、給料袋だけが改善されて、中身は改善されなかった苦い思いがありますが、
今回はもう実物が透けて見えているし、
結構、いい感じの厚み♪。

ビール券か… 健康診断でγ-GTPが引っ掛かったので、
断酒しようと思ったのに、どうしようかな?
しかも、ヨメはビールが嫌いだから取り分が2倍か…
来週には腹部エコーの予約も入れたけど、ご機嫌に呑むか!
なんて妄想が膨らむ…

ケースワーク室の全員が酔いどれの妄想片手に封筒を開けると…

全員が沈黙。

そう、中身は病院が経営している売店の金券。
しかも、額面は500円券が1枚。

金券はボール紙で作られていて、厚さだけは立派。
プリントごっこで作った感じ。
それにしても病院の売店って、どこも同じで、
一回の買い物で500円も使うほど充実品揃えでは無い。
さらに言えば、職員が使っている姿なんか見たことが無い。

やっぱり、常識があると病院の新築なんか出来ないのでしょうか?
生かさず殺さずの搾取の世界を体感しました。

ではでは。

嘘つき。

2005年7月2日 仕事
今日出れば、明日からはしばらく休んで北海道って思っていたら、
簡単には休ませてくれないらしい…
仕事が山のようにやって来た。

しかも、二人居る先輩のうち、一人は今日が休みで、月曜日には出勤。
もう一人が今日は出勤だが月曜日が休み。

そのため、今日の出勤している先輩には急ぎ仕事の申し送りは出来ないし、
月曜出勤の先輩には、直接の申し送りが出来ないのでメモでは
微妙なニュアンスが伝わりにくいので、微妙な仕事は申し送れない…
結局、急ぎで微妙な仕事は全部今日中にすることになった。

もう、ぐったり…

そんな中、今日の入院予定の方からの電話。
「寝坊しました。どうしたらいいですか?」
どうもこうも無いので、「日を改めて…」と伝える。
すると、
「今日入れないと困るんですが…」

元々、他院からの紹介で疾患的には緊急入院の必要性も無く、
「まぁ、空いていたら入院させてあげてください」って程度の方。

自分から今の生活環境を変えたくて、規則正しい生活パターンを
身に付け直すことが入院の一つの目的だったので、
冷静に今回の入院の目的と今の状態の矛盾点をつき合わせていく…

で、散々なやり取りの一番最後にこういわれました。
「…嘘つき。」

頭が真っ白になりました。
何も嘘なんか言っていないし、しかもこの方。

Pちゃん。の父親と同世代の男性。

個人的にはTVの「ガセビアの泉?」でしたっけ?
一通りのガセネタの後に、
小沢たまき正しくは緒川たまきさんが「…嘘つき。」って言うのが、
ここしばらくの心のオアシスだっただけに、
このオヤジの「嘘つき」発言にはキレました。
思わず、
「来週は一週間居ませんから、再来週にお電話ください。」って言ってしまった。
正真正銘の真実。もう、嘘つきとは言わせない。

同時に、余裕がないとこんな応対になってしまう。
人間、余裕が一番ですね。

精神科の病院に勤めて最近よく思うこと…

この商売って、自分の心を削ってお金にしているのね…

とりあえず、来週、一週間は今までに削った心を癒そうと思います。

ではでは。


精神鑑定。

2005年6月23日 仕事
病院に出勤すると、みんなが同情の瞳で見ていました。
妄想でしょうか?Pちゃん。です。


さて、新人歓迎から一夜明けて、なんかみんなが同情してくれるのか、
「昨日は久々に大笑いしました」って…
みんな、他人の私生活に興味があるのね。

で、Pちゃん。的には通常業務。
大好きな外来♪。でも、今日は1件しか予約が入っていません。
しかも、精神鑑定。
まぁ、イロモノな仕事です。

精神科の病院って、思った以上に鑑定モノの仕事が多い。
有名なところでは、犯罪がらみの鑑定。
「責任能力があるのか?ないのか?」ってやつ。
ちなみに、厳密には違いますが、極端な言い方では
責任能力がある場合は司法に、のって処罰され、
責任能力が無い状態は医療(強制的に入院)に、なります。
よく近所の警察署から電話がかかってきます。

あと、ひよこ病院の立地上なのかも知りませんが、
刑務所からの鑑定依頼が多いです。
要は刑期は終えるが、
このまま外に出してよいのか?病院で強制入院が必要なのか?

これらの強制入院(ちなみに正しくは措置入院。)のポイントは
精神疾患のために、自分や他人を傷つける危険性があるかないか?です。
さらに、刑務所の話で驚いたのが、満期で出所する場合、
この鑑定で強制的に入院するまでもないと判断されると、
保護司なども付かず、出所してしまい治療を受けるかどうかは本人次第。

なので、Pちゃん。が過去に問題だなぁ〜って思った例は、

薬物で事件を起こし逮捕され、未だに薬物の後遺症・副作用で、
幻覚や妄想があって、
刑務所の中でも継続治療を受けているが、
現状では自分や他人を傷つける危険性がない場合。
この場合、
強制入院にもならず、治療は本人の意志次第。
たとえ、治療をしなくて再び犯罪を起こしても、起こすまでは誰も何も言えない。


いいの?

せめて、強制入院ではなくても強制的に治療にのっかるように
した方がいいのでは?って常々思います。

他には、後見人が必要か否かの時などにも精神鑑定が行われます。

で、これらの場合、精神疾患はあるもののどの程度の疾患かが焦点になります。

さてさて、随分と横道にそれましたが、本日の鑑定。
猟銃所持のための精神鑑定。
そう、精神疾患があるか?ないか?を鑑定します。
ものすごく根本的な鑑定。それだけに難しいです。
なぜなら、精神疾患ってレントゲンにも映らないし、外見でもわからない。

どうやって見分けるの??

ものすごく興味があったので、本来、Pちゃん。は立会いは必要ないのですが、
強引に同席。まぁ、職権乱用?

同時に「今日の日記のネタはこれだ!!」って心で叫びました。

まぁ、終わってしまえばあまりにも常識的。
なぜ、猟銃が必要なのか?
精神疾患のサインは出ていないか?薬物の使用歴は無いか?

今日の方はものすごく健康的で、
猟銃所持の理由も田畑を荒らす、イノシシを退治するため。
って、全然問題が無いように見えました。

で、Dr.も問題無いって判断して、鑑定書・診断書にサインをしながら…

Pちゃん。大丈夫よね?

…それを判断するのが医師の役割じゃないの???

まぁ、こんな感じでいつもの違う精神鑑定な一日でした。

ではでは。

Pちゃん。です。

2005年6月22日 仕事
 今日は病院の新人歓迎会。
 年齢的にはNGなんですが、職歴的には新人。
 歓迎していただきました。

 ありがちに新人歓迎会では、
 新人には一芸が課せられていました。

で、Pちゃん。の一芸はこれ!「ヒロシ」です。

そう、悲しげなBGMと共につぶやくあれです。
Pちゃん。の場合、スタッフが気になるヨメとの生活をつぶやきました。

ちなみにこの悲しげな曲。
「ガラスの部屋」と言う映画の主題歌で、
ペピーノ・ガリアルディ(PEPPINO GAGLIARDI)が歌っている
「ガラスの部屋」って言う曲らしいです。
原題は、Che Vuole Questa Musica Stasera って言うみたい。

amazonで日曜日の深夜に注文。
今まで結構利用していましたが、あまり納期を気にしたことは無かった。

比較的、早く着くイメージがありましたが、
流石に日曜日の晩に発注したら、2営業日じゃ着かなかった。
そう、つまり、歓迎会用に買ったのに間に合わない。
本家ヒロシばりの引きの弱さです。
ちなみに到着予定日は火曜から木曜日。
火曜日に着く確立は1/3。まぁ、普通は無理ですね。

なんで、今日の一芸はBGMなしで行いました。
しかも、前の組が異常に凝ってて大ウケ。
ものすごくやりづらい。
更に、悲しい曲調なので一番最後に廻されました。つまり大トリ。
まぁ、仕方ないので淡々とやりました。

内容は些細なことなんですが… 例えば、
「Pちゃん。です。
 お弁当を食べていたら、Nr.に『新婚の味ですか?』って聞かれますが、
 Pちゃん。が二人分入れていますから、自分の味です。
 Pちゃん。です…」

嫌なぐらい受けました。
その場では受けることは◎なのですが、冷静に考えると…
日常生活を語ってウケる生活って、どう?
ちょっと、あんにゅい。

まぁ、一芸としてはウケること、大トリの勤めを果たしてよかったのですが、
なんか、釈然としない。
しかも、仲の良いNr.には「Pちゃん。無傷で来てね。」って…

どうゆうこと?

明日は休んでみようかな?
ちょっと反応が楽しみ。でも、休めない…

歓迎会も終わって家に帰ったらCDが着いていました。
「ガラスの部屋」以外にも聞いたことのある曲がいっぱいあり、
意外にお買い得でした。

しばらく、「タイガー&ドラゴン」が朝の通勤ソングでしたが、
明日からはこのCDの1曲目のジェームス・ブラウン(JB)の
「セックス・マシーン」で行きたいと思います。
そう、
ちゃちゃちゃーらら♪「ゲラッパ♪ゲロウラ?…」って、

ではでは。

仕事日記。

2005年6月20日 仕事
ちょっと、タイトル下を書き換えてみました。
なんか、見づらくて失敗?


さて、主夫日記のつもりで書き始めたのに、仕事の項目が多いのに気付きました。
まぁ、日記ってその日にあったことや思ったことを書いていくのだから、
一日で多くの時間を占めている仕事ネタになっても
仕方が無いかと思っています。

でも、前の仕事ならこんなことは無かったと思います。
だって、設計の仕事って地味で、こつこつした作業なので、
一日一日の仕事って、そんなに変化が無い。

その点、今の仕事は違います。
ケースワーカーとして、人と話して何ぼの仕事をしています。
しかも、性格的に閉じた空間でのケースワークは苦手。
なので、どうしても外来が楽しい。
まぁ、手離れの良い仕事って言うのでしょうか?

さらに病院に来られる方を始め、その家族の方の話を聞くのが楽しいです。
リアルにFM番組の聞き耳をたてて… (カランコロン♪)
の世界です。

今日のお客様は刑務所の職員、刑務官でしょうか?
そんな方を病棟にご案内しました。
この方の横を普通にシャブのお兄さんが通って行って、
Pちゃん。一人で苦笑いしました。
で、Pちゃん。のひよこ病院は全病棟閉鎖なので、
病棟間の扉は鋼鉄製でしかも、自動に鍵がかかる…
これを見て、このお客様の一言。
指紋照合はせんの?
職業病でしょうか?発想がやっぱりプロでした。

ではでは。

事務仕事。

2005年6月15日 仕事
今日は病棟が完全に硬直状態。
聞くところによると、外部監査があったらしい…

一応、外来も病棟も通常業務をしていますが、
お偉いさん方は監査に向けて、業務どころじゃないみたい。
どこからの監査かは結局分からなかったが、
適切に運営しているための監査・検査なのに、
監査・検査がやってくると、通常業務どころじゃないって…
本末転倒ですね。

まぁ、お偉いさんの気持ちは良く分かる。
だって、行政の方々って細かすぎるから…

昨日に引き続き、Pちゃん。は行政向けの書類を作成中。
同時に定期的に行政からのダメ出しが差し戻される。
このチェック項目の細かいこと…

しかも、別にどうでも良いような、書式のツッコミばかりなので、
こんなことを調べるために人員を割くなんて…
税金の無駄使いなんじゃないの?
だって、どこかの項目にDr.の見解が書かれているが、
そこの冒頭にチェックマークがないとか…

逆だったら問題だけど、チェックマークが無いのを気付いたら、
気遣って、チェックぐらいしてよ。
律儀に80円切手貼って、送り返さなくてもいいと思う。

もう一つ事務仕事をしていて思うのが、やっぱり日本ってハンコ社会。
だって、これらに書類に院長のハンコを何箇所も押す必要がある。
でも、押すのはPちゃん。
誰だって、どこの病院だってやっていることだけど、
このハンコが無かったら、やっぱり送り返される。
院長の名前のハンコが病院に5本はあると思う。

さらに、行政向けの書類。
意外に患者さん・ご家族にハンコを頂く部分が多い。
しかし、病態が急変しての入院の場合、ハンコを持ってくる家族なんて、
よっぽど、入院しなれた人じゃないと出来ない。
大部分は後日ハンコを持ってきていただいて押してもらうが、
夜勤仕事で病院が開いている時間にこれない!って方も多い。
また、遠方過ぎて、再度やってくるのがしんどい。って方もおられます。

で、ご家族がハンコを持ってようが持ってなかろうに関係なく、
書類作成にケースワーカーが呼ばれる。

ハンコが無い時はそっと病院の窓から、
100円ショップが見える部屋で、書類手続きを進めます。
「シャチ○タは不可ですが、三文判でOKですよ。
 最近じゃ、100均でもありますし…


結局、ハンコって形式だけなのね…

ではでは。

異常気象。

2005年6月14日 仕事
入梅したのにものすごくいい天気。
今年もカラ梅雨になるらしい…

マイホームつくりの始まったPちゃん。には、
基礎のことや部材が濡れるよりも濡れない方が良いに決まっていますが、
同時に暑さに弱いので、どうしようかと憂鬱です。

あと、黒潮もどうゆうわけかヘソを曲げていつもと違う流れをしているらしいですね。
Pちゃん。の大好きな鰹が取れない(採算に合わないから、漁に出ない)
なんて、悲しすぎる。

で、異常気象なのだろうか?
Pちゃんの勤める、ひよこ病院にも異常事態が…
満員(満床)御礼!
そう、ベットが空かないのです。
その上、予約ばっかりがケースワーク室のホワイトボードに殴り書きされていく…
ちゅっと前までは、出すな!って言っていたのに…
突然、「空きはないの?」って、みんなムシが良すぎる。

みんなが戸惑うのも理由があって、
毎年は5月に入院患者が一気に増える。俗に言う5月病じゃないんだけど、
いろいろな病気の方も4月は頑張って、5月に疲れて入院。
ってパターンが多い。

なのに、今年の5月は今振り返ると、小さな波しか来なかった。
だから、出せそうな人も出すなってプレシャーがあった。

で、こんな異常事態ってことで今日のPちゃんのお仕事は、デスクワーク。
急激な入院で溜まった、行政向けの書類の作成と、裁判所の手続きの代行、
それに、他の病院に患者さんを転院させる(受け入れていただく)お願い。

そう、全くもって官僚的な仕事。稟議と根回しの世界。
で、ご近所の公立病院にお電話♪
要件は、ちょっと前に新聞に載ってやって来た人を引き取ってもらおう!
(だいぶん良くなったしね…)
イヤとは言わせないぜ!緊急避難的にウチの病院に来たって聞いていたし…

で、結果はすんなりOK。
だけど、代わりに他の患者さんをいづれ引き受けることになった。
結局、プラスマイナスゼロか…

室長に報告。
室長曰く、「いづれ」だったら、「いつか」でいいんじゃないの?
なんか、政治家の発言みたい。

とりあえず、ウチが空床だらけになったときにもらいに行くことで、
院内では決定!(そうはうまくいかないと思うが…)

まぁ、何とかなることを祈っています。

ではでは。

転職。

2005年6月10日 仕事
大学時代の友人から久々の電話。
大きな図体に陽気なヤツだったので、「クマ公」って呼んでいた。
気付いたら、腐れ縁でヤツの結婚式では友人代表でスピーチをした。
まぁ、大学生になってもいつまでもワルガキのようなことをやっていた。

ヤツの今の職業は坊主。
元々は建築系の学科を出て、大手ゼネコンで監督をやっていた。
面白いヤツなんだけど、女には縁がなく体だけが大きくて、
デートの時に何を血迷ってか、友人から軽自動車を借りてフラれたこともあった。

そんなヤツがある日突然、「結婚する」って電話で言われて、びっくり。
しかも、長男だけど、「婿養子に行く」って言ってさらにびっくり。
その上、相手の家が大きな「お寺」って聞いてただただびっくり。

結婚式は新婦側の来客の多くが金色の袈裟を着て、
仲人が葬祭組合の理事長って所に大笑い。

しかも、こっちは素人ながらに気を使って、坊主ネタを謹んでいたのにもかかわらず、
媒酌人挨拶では…

「クマ君。おめでとう!この業界は不況がありません。
 君は親孝行だ!人間誰しも死にます。
 また、クマ君がお父さんや親族の方がなくなっても、
 安心して式を挙げられる。これから精進してください。」


妙な空気に包まれた結婚式だったことを良く覚えている。

そう、ヤツは土建屋から坊主になった。

まぁ、信心の問題だけど、Pちゃん。は

ヤツに引導を渡されても、あの世にはいけない。

ヤツの坊主に限らず、教師をやっている友人には子供を任せたくないし、
警官をやっているヤツに一度、留められて無性に腹が立った。

年功序列や終身雇用が終わったって言っても、
まだまだ、サラリーマンでは転職は少数派だと思う。
なのに、不思議とPちゃん。の周りには転職組みが多い。

類は友を呼ぶ?

なんてことを考えながら、坊主と電話で懐かしい声を聞く。

どうやら、その地方では有数の規模らしくて、
勤務?する坊主が7〜10人もいるらしい…
ついでに給料の話が出て、Pちゃん。の方は先日の日記の通りだけど、
坊主の場合…
サラリーマンみたいに査定があるらしい。

しかも、ヤツは跡取り。
いっぱしの経営者としての帝王学を学んでいて、
給料はちなみにPちゃん。の3倍。
さらに言えば、修行どころではないらしい…

やっぱりヤツに引導を渡されても、あの世にはいけない。

興味本位に色々素朴な、無礼な質問がぽんぽんと出てくる。

まぁ、高野山の修行僧みたいに修行する人のみを僧侶とするなら、
空き寺がいっぱいになってしまうのが現実らしい。
単純に考えて、酒もタバコも呑まず、肉も食べない…
って、言う「精進」だけでもものすごいことだと思う。

これだけヤツのことを言っていても、
Pちゃん。も病院ではPSWとして色々な相談事を聞いていますが、
「あんなヤツには死んでも相談しない。」などと
古くからの友人には言われているかと思うと、苦笑い。

ではでは。
晩御飯も食べて、ちょっと良い気分。
では、出張で書けなかった、日記の更新。
ちなみに今日はヨメは当直。


東京…
関西で育ったPちゃん。には東京弁?が苦手。
まぁ、東京の方には逆に関西人はガラが悪く感じられるのかな?

いままで、Pちゃん。が東京で動き回ったのは
前職の東京本社に行くときにモノレール沿線のみだけ…

それだけに、東京は未知の地。
で、地名は聞いたことはあるがどうやって行ったらいいか分からない。
東京で学生生活を送った知り合いに聞くと、

「1つとなりの駅で、△駅から地下鉄に乗り換えて…」
しっかりとメモして、万全体制のつもりで着いてびっくり。

一つの駅にいくつもホームがあるのですが…

そう、田舎なら「あっち」「こっち」だけしかないから、
上りであろうと下りであろうと、一つ横の駅に行くのは迷わない。
(まぁ、電車がなかなか来ないけどね。)

一つ隣って、東?西?南?北?
ひょっとして、東西南北で考えている時点で間違いかな?
まぁ、心境としては

リアルすごろく状態。

1マス横に進んで、次は斜めに2マス…って感じ。

なんとか会場の私立大学に到着。
ここでも、びっくり。
なんと、大学の入口沿いの道(一般道)に立て看板が…

○○××(人名)当大学への立入りを禁ず
入場の場合には法的措置をとります


なぜ、個人名が分かるの?
しかも、一人でなく何人も実名告知。

さらにこの場所は私立大学が密集していて、学生街って感じで、
ちょっと時間つぶしで入ったマクド。(ハンバーガー屋)で、
大学生が普通にトランプ遊び…

なぜ、トランプ?
なにゆえ、マクド。で?

びっくりと言うか不思議。それよりも、周囲が無関心なのにびっくり。

会議も終了して、兄に晩御飯をたかる為に移動。
お互いの中間地点の秋葉原で山陰の地酒を飲みました。
それにしても秋葉原。

コスプレの女の子に追っかけ?がいるなんて…

びっくりです。しかも同じようなカッコをしている女の子がいても、
決まった子にしか興味を示さずに一生懸命、写メを取っている…

今回の出張で一番びっくりしたこと。

関西出身の兄が流暢な東京弁を話していた。

しばらくして、酔いも廻って、Pちゃん。の関西弁トークに巻き込まれて、
兄も関西弁になっていたが、あのまま最後まで東京弁なら、
絶対にシバいていたと思う。

ではでは。

波乱の幕開け。

2005年6月4日 仕事
出張で東京に行ってきました。
出張報告も書かず日記の更新に勤しんでいます。
まぁ、気楽な稼業なんで…。


出張といえど、昼間は通常勤務。
ちゃんと病院の外来勤務♪
って、予想してケースワーク室に出勤。
気分は翼に乗って…

な・の・に…
ふらっと休んだ、ライス君(久々の登場?)の前日の遣り残しが、
そのまま、「Pさま。お願いします。」
って、一行だけの引継ぎ…

これは引継ぎなのか?
しかも、全く知らない患者さんの資料。


そんなこんなで、今日の仕事は倍増。

もー、どーにでもして…(by ぴちょんくん。)

どーにでもして…状態を見事に物語っていたのは、
午後からの院長の陪席。
通常、外来患者さんの言葉で現れないしぐさやDr.の質問に対する反応を
客観的に見て、カルテに書き留めるのがお仕事。

な・の・に。

半眼で、ナチュラルによだれがたれても気付いていなかった。

これには、患者さんが引きまくってハンカチを出してくれて、
初めて気付いた。不覚です。
こんな日に限って、延びる外来。
もう、どうにもならず、今日は飛行機の時間を逆算して途中退場。

さて、Pちゃん。が飛行機好きなのは前回にも書きましたが、
実は今住んでいる田舎の空港から乗るのは初めて。
まぁ、どこにでもある地方空港…

で、空港に行ってびっくり。

なんか、飛行機が小さい。

そう、主要都市間を飛ぶようなB777のような、
500席ぐらいの飛行機を予想していました。
で、実際に用意されていはのは、その半分以下のサイズ。

そりゃー、日曜日の最終は満席になるよ!

まぁ、プロペラ機でないのが救いかな?
まぁ、落ちなきゃいいか…

憎まれ口を叩きながら乗り込んでみて、後悔。
東京近辺が雷雨で、悪天候。
当然、飛行時間の半分以上が3Dで揺れる。

普通に気分が悪くなった。

波乱の幕開けでした。

ではでは。(とりあえず、晩御飯。)

研修医。

2005年6月3日 仕事
今日はPちゃん。は公休日。
ヨメもバイトで居ないので、まったりと起きてのほのんとした1日でした。

あとは、日曜日の出張の下調べ…

で、ニューストピックスで気になるニュースを発見。
それは研修医に最低賃金に満たない給料で研修させていた、
大学病院が裁判で負けた。というもの。

まぁ、当然と言っちゃー、当然な話。
ニュースになるのもどうかとは思うが、ちょっと前なら裁判自体も、
信じられない反乱行為だったと思う。

ウチのヨメも研修医の頃は私の前職の給料よりも安かった。
精神科ってQOL(生活の質)が高い科と聞いていただけにびっくりしたと思う。
午前様というか日越えで帰ってくる日が週の半分ぐらいだった。
しかも、翌朝には8時には勤務している。

消耗品のような使われ方だと思った。

さて、研修医といわず、医師について
世の方々の誤解が多い仕事だと思う。
(Pちゃん。もヨメに会うまではそう思っていました。)

「お医者様」→様付けして呼ぶ方が居ますが、
所詮はサービス業のような過酷さがあります。
24時間体制で呼び出されて、呼び出されるときは決まって大変な時。
(逆にどうでも良い要件で呼び出されると、怒り心頭ですが…)

「高収入。うらやましい!」
→確かに、額面ではサラリーマンをゆうに超える金額を頂いていますが、
医者になるまでのプロセスを考えたら、

うらやむなら、なってみたら?

って、言いたい。かというPちゃん。もヨメの給料を見るとうらやましい。
でも、自分の能力(学力)ではなれません。
また、そこまで勉強もしたくなかったです。

だから、苦労しないで今だけたくさん給料が欲しいってのは矛盾している。
日常生活でも、いつ電話がかかってくるか分からないので、
映画もいつも隅っこの席だし、100%スクリーンにも集中できない。
お酒も自由に飲めないし…

まぁ、身近に居ないと分からない部分も多いですが、
医者も楽な稼業ではないことは確か。

ではでは。

捕り物。

2005年6月1日 仕事
昨日の急ぎのやっつけ仕事。
今日には向こうの病院からお返事があって、
無事、今月中の転院が可能になりました。

まぁ、メデタシメデタシ…

それにしても今日も暑い一日。明日からは天気が崩れるみたいですが、
朝の天気予報なら仙台じゃあ、前日比で+10℃なんて…
考えただけでも、汗が出そう。

昨日の病棟業務とうって変わって、今日は外来勤務。
時間に追われて、一期一会の相談業務。

まぁ、もともとのPちゃん。の性に合っているからいい。
疲れるけれど、楽しい。

どたばたの一日の締めくくりとなった夕方。
思いもよらぬ来客の登場。

外来通院の方。90Kgの巨漢。Pちゃん。とは若干の面識があるものの、
じっくりとお話をしたこともない相手。
それでも分かるような尋常ならぬ血走った目で、玄関に立っている。

開口一番。

母親を殺したいんだけど…

…マジっすか?
戸惑ったPちゃん。を横目に淡々と受付に進み、
ハサミを貸してくれってお願いしている…

とりあえず、お話を聞くことにしました。
で、カルテを拝見。
心理テストの解釈には「衝動的、エネルギー高し。」

狭い締め切った個室。
お話の中で、道具になりそうなものを机の上に置いて行っていただく。
でも、2本の豪腕は外すことが出来ないので…

ドキドキ…

Pちゃん。殺される?

まぁ、このヒリヒリとした感触が辞められないんだけど、
なんだかんだと話している途中で、Pちゃん。の一言が、
この方のスイッチに触れたみたいで…

「もういい!!自分で片付ける!!」

って、言って病院から走り出す。
勿論、Pちゃん。続いて走り出す。(片付けたら、Pちゃん。クビかな?)

こっちもクビがかかっているので必死。
でも、精神科の病院の前を患者とPSWが追いかけっこ…
精神科の間違ったイメージが付きそう。
「待て〜〜。」はおかしいし、なんて叫ぼうか?

追いかけながら、なんとなく適当な言葉を捜す。
で、見つかったが言葉がなんと。

俺の話を聞けー。

発した自分にびっくり。毎朝の唸りがこんなところで出るとは…

まぁ、90Kgの巨漢だから、持続性はないので300m走ったトコで
バテて立ち尽くしている…
追いついて、「とりあえず、俺の話を最後まで聞け!」って言って、
病院に連れ戻す。

病院に戻ったら、憑き物が取れたように素直。
そう、走ってエネルギーを発散したみたい。

まぁ、何はともあれ一件落着で、
抜き差しならなかったら、安定剤を打つ準備のために
召集がかかっていたDr.に報告。

Dr.の一言。
「ランニング療法?いいねぇー」
「Pちゃん。のふくらはぎは大丈夫?」

そう、一晩たってから痛みが来る年齢なので、明日が心配。

今日は疲れたので、晩御飯は回転寿司。

ではでは。

やっつけ仕事。

2005年5月31日 仕事
久しぶりに今日は病棟でお仕事♪
普段は外来で武者修行のように、一見の方々の相談を一刀両断で、
解決して行くスリルを楽しんでいます。

得てして外来に来られる方は元気で、切羽詰っている方が多く鬼気迫った方が多い。
それに引き換え病棟の仕事って、
まったりと患者さんと関係を築いて、お悩みを聞いて…
って、患者さんのペースにあわすことが多く、
ペーストしてはまったり、ゆっくり、って感じです。

で、今日はワケあって病棟勤務。

それは…
近日中に退院(転院)予定の患者さんの転院先を見つける作業を、
担当者が全くしていなかったことが発覚した!!
出来れば、今週中にも転院したいとのこと。

病棟のNr.とDr.(ヨメ)の何気ない雑談から発覚した…非常事態です。
本人・保護者が向こうの病院に行く気マンマンなのに、
病院が向こうに患者を取られたくないから、邪魔しているなんて、
訴えられたら、即敗訴です。

で、Pちゃん。投入。

結局、急ぎ仕事しか廻ってこないのね…

しかも、転院希望先が過去の実習先の病院。
その後も何度かお菓子を持って行って、和んでいたところ…
もう、勝手が分かっている場所。

早速、電話すると、「とりあえず、受診においで」とのこと。
まぁ、口約束で転院して大暴れされてもこっちとしてもマズイので、
いざ出陣。

到着すると、なぜか事務方がお出迎え。
しかも、ウチの病院の車が大きく、車幅間隔が分からなかったので、
病院正面玄関ベタ付けで駐車。
なのに受付の方は笑顔。自習中には見たことのないのに…

やっぱり、病院同士なら、営業スマイル?

あーだ、こーだと手続きをして待合室に通される。

職員が直立レッサーパンダを見るかのごとくやってくる。

にこにこ、じろじろ…

止めてくれ!患者が不穏になっていく…

まぁ、何とか診察も終了。検討して返事をするとのこと。
どうも多少の空床がありそうだが、患者を選ぶ病院なので、
ちょっと不安。

ではでは。

給料明細。

2005年5月30日 仕事
今日、給料明細をもらった。

まぁ、残業や宿直がないから基本的に毎月の給料は固定。

でも、今月はちょっと違う。
俗に言う、春の昇給。
Pちゃん。はまだ勤めて時間が無いので昇給の対象外なのは分かっていた…

しかし、採用時に根本的な給与ベースを見直すって聞いていた。
人として期待しないほうがおかしい誘惑。

し・か・も。
給与明細の袋が一新。
さわやかなブルーに変わっていたので、

病院が本気で処遇改善に乗り出した!?

みんながそう思いました。勿論、Pちゃん。も…

で、
オープン・ザ・給与明細〜〜。

1円単位まで、先月と変わっていませんからー、残念!
そう思うのは、私だけーー?

いまや懐かしい?ギター侍+だいだひかるをやってしまいかけました。


で、ここで根本的なお話…

PSWの給料はものすごく安い。
どれくらい安いのかと言うと…

前職の給料の半額。
さらに分かりやすく?比較物を出すと…

ヨメの1ヶ月の当直料よりも安い!!

分かっていたけど、脱力。

これからPSWを志す方に一言。

病院や施設見学もいいが、給与水準も聞いておきましょう。

少なくても、家族を持って一家の大黒柱の方には必須です。

今日はヨメの当直日にもかかわらず、脱力過ぎて文字数が進みません。
残念!

ではでは。
今週はタイガー&ドラゴンを見ました。
なんか、ちょっといつもと違ったみたいですが、
ヨメと一緒に面白く見ました。

今日は県主催の精神科の看護スタッフを対象にした講習会があり、
息抜きに参加させていただきました。

構成としては、お役人のご挨拶はあるものの、
基本的には当事者(患者さんやその家族)を講師として
実体験者としてお話していただくものでした。

予想外に面白かったです。本当に為になりました。満足。

で、当事者に語っていただくにしても、
当事者なら本当に病院に居てる様なヒトなら誰でもいいってワケでもなく、
皆さんがそれぞれの当事者の会などの代表をされている方になってしまう。

そう、みんな、最初は素人でも様々な講習会で話しているうちに
話が異様に上手くなっているセミプロ化した方々のお話。


その為か、持ちネタ?みたいに所々、笑えるポイントがある。
「くすぐり文句」みたいなものをお持ちである。

で、その中でも有名なヒトがいて、
統合失調症の患者さんで病歴がPちゃん。の人生ぐらいある。
この方、当時には珍しく、病識も早くから持たれて、
適切な薬物療法も受けられていた、ある意味ラッキーな方。

このかたの「くすぐり文句」
的を射てるだけに、大笑いさせていただきました。

「統合失調症と付き合っていく上で大切なのが、
 ?.環境
 ?.病識
 ?.服薬 です。」

(まさにその通りで、
 ?.は生活環境を指し、その方にとって良い環境なら再発のリスクも
  当然、減らすことが出来る。
 ?.は自分が病気であることを意識できることで、治療の場に乗ります。
 ?.は統合失調症が長期の服薬を要し、また、服薬が再発予防におおきな
  役割を果たすことを指しています。)

で、肝心の「くすぐり」は…
話しながら、おもむろに黒板に大きく

ク ス リ って書いて、

「薬って逆から読むとリスクなんですよねぇー。
 薬って、自分勝手に判断して、多すぎてもダメだし、飲まなくてもダメだし…」

専門職が受けるネタ。オヤジ、通だねぇー。

オヤジ、上手すぎるぜ… 
あんた、素人にしておくのがもったいないよ!!

(外見もタコ八郎に良く似ています。)

今度の院内の講習会でネタにパクろうと思ったPちゃん。でした。

ではでは。

天然モノ。

2005年5月24日 仕事
今日も始業前に電話。
ケースワーカー室の直通電話はナンバーディスプレー機能付きなので、
馴染みの電話番号なら、誰からの電話かは分かるようになっています。

なもんで、ウチの病院には電話魔に近い患者さんも居て、
そんな方々を「レギュラー」って、呼んでいます。

で、ディスプレーを見るとどこかでは見た記憶はあるが、
「レギュラー」ではない番号…

あわてて取ると、
「ごめーん。子供に風邪がうつって、今、実家なの…
 今週は休むわ…」


そう、昨日の劇的なシフトを作り出してくれた主任からの電話。

とりあえず、ただ笑うのみ。
室長に電話を代わって、着々と主任のお休みが確定していく。
ウチの職場は家庭に優しく、子供がらみの休みはすんなり取れる。

なんたって、室長の口癖が、
少子高齢化が福祉の財源を圧迫しているってのが信念の方で…

「子はカスガイ。子供は国の宝。打倒!少子高齢化。」
(最初、真顔で言っているときには語呂が良すぎて、大笑いした。)

で、急きょ、Pちゃん。も仕事の内容が変更。

昨日以上にばたばた…
主任の机にもメモが溢れていく…

なんたって、昨日は「明日、出勤しますから…」って、先送りしたのが、
このままだと、来週まで先送りしなくてはならないので、
勿論、許されるわけもなく…

昨日の適当な先送りでしのいだのが、
今日になって、確実にクビを締める結果になった。


で、Pちゃん。廻ってきたのが曰く付きの案件(ケース)。

随分前に離婚はしているが、妻も夫の姓を名乗り、
しかも、離婚後も子供を含めた家族が結婚前と何一つ変わらず、生活している。
で、妻が入院中。

まぁ、他人から見ると、なぜ離婚したのかが分からない一家。

郵便も普通に着いて、町内会にも一家として加入している…
でも、法律上は他人。

法律上は他人なんで、制度上は福祉サービスを申請するにあたって、
毎回、委任状が必要になる。
しかも、この夫婦。夫婦と呼ばないと機嫌が悪くなり、
また、「夫婦じゃけぇー、なん?(なぜ?)」って
リアル、仁義なき戦いの広島弁。

夫の外見もパンチパーマにサングラスではないが、
色のついた金縁の老眼鏡…
仕事柄、ニッカポッカで御来院。

日記のネタ用に考えようにも、思いも着かない天然モノ。
ひねりなしで使える特選素材です。


さらに天は二物を与えたかのように、この夫、極端に理解が悪い。
理解が悪いというよりも、頭の中に何か、暗号化する変換機でもあるの?
って、聞き返したくなるぐらいの取り違えが多い。
もう、会話の節々に笑いの神様が行列でたむろしている。

で、10分で済む会話が1時間もかかるので、
当然、夫もイラついてくる…

一見、スジもんが何か文句をつけに来ているかのよう…

まぁ、結局、今日は書類に必要で前回お支払いいただいたお金の残金、
360円の入金とその領収書、
そして、別件での委任状が必要らしく、本人(妻)のサインを取りに来たとのこと。

疲れました。

スジもんもどきと1時間も外来でお話。
通り過ぎるスタッフがじろじろ… 視線の矢が突き刺さりっぱなしで
Pちゃん。視線の矢でハリネズミのよう…

まぁ、夫もぐったりみたいだったので、引き分けかな?

それにしてもこの仕事を始めて、離婚しての恨み節の多くを聞いてきて、
今日の天然モノの夫婦のように離婚しても、
それなりに幸せそうな関係を見るとほほえましくなる。

特にPちゃん。と事務的な話をしていて、イラついているときは
スジもんそのまんまだったけど、
病棟の妻の所に案内(普段はしないが、事務から押し付けられた)したとき
病棟で妻を見かけたときの子供のような素直な笑みを見て、

「夫婦って、いいなぁー」
って、不覚にも天然モノにたいして思ってしまった。
また、用事が済んで、(隔離)病棟の出口までの廊下も
ずっと手をつないで歩いている姿を見て、

「最近、ヨメと手をつないでいないなぁー」
って、反省。
さらに閉鎖病棟なので、離院に注意して扉を閉めなくてはならず、
必然的に夫と妻の間にPちゃん。が身体を割り込まなくてはならない。
仕事だから仕方がないが、何か悪者になったよう…

まぁ、夫が帰る頃にはなんだか仲良くなっていた。

ちょっと、ほのぼのでした。

ではでは。

掛け間違い。

2005年5月23日 仕事
マンパワーが不足する月曜日…憂鬱です。
そう、通常6人体制のところ、3人になってしまう恐怖のシフト。
(主任、Pちゃん。、ライス君)
まぁ、憂鬱にならない方がおかしいとも思うが、思ったところで
現実が変わるわけはないしなぁ…

で、これではいけないと思い気分を取り直して出勤。
それに、今日はDr.の指示で外来初診offの日。

午前の基本業務である初診がないため、今日は今まで溜まっている
書類整理をするぞ〜!って、少々頑張りモードで病院到着。

始業前に1本の電話。

「ごめ〜ん。風引いたので今日休むから。」

主任からのお電話。
まぁ、体調不良だから仕方がないが…でも、でも…

なんですっと?
これは恐怖のPちゃん。&ライス、デーですか!

結局、いつも以上に忙しい午前中。
入院されたご家族の応対や、外来患者さんのお悩み相談など…

しかも、普段では存在すら知らなかった会議のど真ん中に座らされて、議事進行。
正直言って、Nr.の会議はDr.の会議よりも疲れました。
まぁ、ヨメがらみでDr.の会議は適当にこなせるけど…

師長クラスは経歴が長い分、みんな、もののけ状態。
まぁ、それぞれ病棟(患者さん+Nr.)をシメている人たちだから仕方がない。

もう笑うしかない…。

笑い疲れて、気が付けばお昼。
気付けば、ライス君。名前どおりPD(人格障害)の方にお悩み相談で
巻き巻きにされに出て行って帰ってこない…

なもんで、ケースワーカー室にはPちゃん。ひとり電話番。
…鳴らない。…鳴らない。
祈りが通じたのか、ほとんど電話が鳴らない。

午前の忙しさが嘘のよう。
チャンスとばかりに溜まっていた仕事をざくざくと片づけました。

で、夕方。
ほっと一息。トイレに行って、鏡の前で愕然…

シャツのボタンが1つづつ掛け間違っている…

そう、鏡の前には子供のような変なシャツの着方になっているPちゃん。
…マジ?…。状況を把握するまでにしばらく時間を要しました。

ライス君をはじめとして、外来スタッフ、師長たちもごくごく平然だったし、
何よりもこんな姿で、真面目な相談を聞いていたの?

思い返すと情けなさを通り越して、感心しました。

まぁ、なんと突っ込みどころ満載の姿だったんだろう!

何はともあれ、疲れた1日、週初めでした。

先週は夕食の準備をサボってしまったので、今日は頑張って作ろうと思います。

親子丼でもって思っていたけど、面倒くさくなって
「半額」のお刺身を買って、刺身定食に変更。

まぁ、失格とまではいかないもののダメですなぁー

ではでは。

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