裁判所。

2005年5月21日 仕事
昨日書こうって思っていたネタを…

昨日はお休み!だったので私用で市役所など数ヶ所を廻った。
で、大体は官庁街としてかたまって存在している。

お天気もよく、予定していた用事も済まして
さぁ、どこかに散歩に行こうかなぁー、って思っていたところ…

突然、JRのCMのフレーズが頭をよぎる…
そうだ、裁判所に行こう。

実は職場ある保護者選任の申請用紙がコピーのコピーでかなり見苦しい…
だから、いつも申請書を見るたびにそろそろキレイなものにしたいって思っていた。
それに、Pちゃん。はいつも素人ながらに患者さんの家族に我流で説明しているので、
ここは一発、後学のために、プロの説明を聞いて自分の物にしよう!

ってなことで、いざ裁判所に出陣。

随分前から、大体の場所は分かっていた。
でも、今ひとつピンと来ない。(まぁ、普段の生活なら無縁だし)
はっきり言って、ウチの地域の裁判所は地味。
しかも、やっぱり固い雰囲気。

なんせ、幹線道路に向かって明朝体で「裁判所」って看板。
大きな文字過ぎて、なんだか業務的。

しかも、合同庁舎みたいな感じで、家裁や民事なんかがコンパクトに
詰まっている。TVなんかと違って、至って普通の部屋。

所々で調停中らしき雰囲気が伝わってくる…

一番面白かったのが駐車場。
おそらく双方が乗り付けたタクシーなんだろうけど、なぜか
駐車場で待っている。しかも、会社も別々なのに横付けしあっていて、
運転手同士が笑顔で世間話。
まぁ、お客が争う間柄でも、運転手は和気藹々…
どんな会話か想像するだけでも楽しい。

さて、案内に従って、家裁に割り当てられた部屋に入ってみる…
なんと、ウチの病院の6人部屋よりも狭い…

で、いざ勝負。
Pちゃん。「ここは家裁ですか?」
家裁(K)「ええ、調停?申立て?抗告?」
P(いきなりやなぁ〜)「保護者選任の申込書を下さい。」
K「え?保護者ねぇー、何に使うの?」
P(本当に職員?)「病院で裁判所で保護者の手続きをするようにって…」
K「どこの病院?」
P「○○病院です。」
すかさず、PSWの居ない病院を答える。
K「では、申立ての仕方を説明しましょうか?」
P(きたー。技を盗んだる。)「ええ。」

で、この後、職員の「う〜ん」や「え?」や「あっ…」のオンパレード。
おいおい、こりゃ家族が不安になるのは間違いないぞ!

結局、なんだこりゃ?って思って帰るだけだった。

今日、職場で事の次第を主任に伝えると…
「あぁ、裁判所は担当の人以外は分からないし…
 去年なんか、夏休みだって言って、
 1週間も選任をほったらかしだったよ。

まさに、おいおいです。

ではでは。

健康診断。

2005年5月17日 仕事
今日は健康診断の採血。

勤め先が病院なので、前職だったら、移動検診車がやってきて
1日がお祭りのような日になるのだが、ここではそんなことはない。
だって、Dr.もNr.も機器も全て自前であるから
淡々と日常業務の合間に行われる。

検尿。
自分で採って、自分で検査キットを浸けて、自分で結果を記入する。
完全な一人上手。

採血。
ここで、病院におけるヒエラルキーを垣間見ます。
ヨメ(Dr.)は外来で採血。日常から採血をやっている部門なので、
手際も良い。痛くもなさそう…

Pちゃん。は療養病棟で採血。
療養病棟とは病状が落ち着いていてほとんど、治療上
手のかからない部門。なので採血はほとんどしない。

更に、新人Nr.が採血コーナーで待っているの。
ワシらは練習台?
お約束のように「あれ?」ってセリフが連発。

献血では抜きやすい血管が自慢のPちゃん。
なのに、「あれぇ?あれぇ?」って…オイ(怒)
針が突き刺さったまま、なかなか規定量が採れず、
いい加減に腕がしびれました。

同僚PSWのライス。はもっと面白かったです。
完全に刺し間違えてて、1滴も出なかった。
このときは「どうしましょう?」って…大笑いしました。刺し直せって。

副主任さんの場合、圧迫したまま採血・針を抜いたので、
異様に血の出が良く、腕に青タンが出来てしまった。

今日の発見。
ヨメよりも採血・注射が下手なNr.が居るなんて…

ではでは。

休日出勤。

2005年5月15日 仕事
今日は日曜日。病院もお休みで日曜日だけが固定された公休日。
平日のお休みはシフトでころころ変わってしまう。
だから、日曜日は結構重要なお休み。

なもんで、ウチの病院にも日曜の夕方のマンガを見ると
鬱になる人が多い。サザエさん症候群ってやつです。

貴重なお休みなのにヨメは日当直。
「何ゆえ?」って思う部分もあるが、一家の稼ぎ頭。
こちらも、ぐーっ。と我慢ガマン。

で、ヒマなんで遊びに行きました。病院に…
いつものように玄関を通って、職員さんに挨拶して…
もう、気分は休日出勤。

通勤用のリュックにヨメへの差し入れのケーキを入れて、
なんだか悪いこと・隠し事をしている気分。
まぁ、職員さんにはバレバレなんだろうけど…

意外に面白かったです。

ついでに溜まっていた書類も処理できたし…

ヨメと同じ職場もまぁ、いいかなぁーと思った1日でした。

ではでは。

誇り高きPSW。

2005年5月14日 仕事
呑み2日目。
昨日の呑み(食事会)では以前から気になっていたお店+
野菜中心のチョイスで、なかなか満足のいく呑み会でした。

しかも、看護士の方々との呑みだったので、日ごろ気付かない点や
気になっていた患者さんの情報交換が出来たと思う。

ここで、面白いのが患者さんの名前を絶対に言わないこと。
最初は、「最近入った○○才の(男・女。)」って始まり…酔いがまわって、
だんだんと「Aさん。」などとイニシャルトークになっていく。
最後には、「よく○○する人。」となっていく。

泥酔しても守秘義務を守っているところがすごいと思う。

さて、本日の呑み。
同じ職種のPSW(精神保健福祉士)の呑み会。
同じ病院でも、Pちゃん。の居る、相談室や各種施設のPSWなので、
同じようで同じじゃない仕事。

しかも、基本的にはサービス業で日頃は他人の愚痴・要望(ニーズ)
について動き回る仕事。
単純な話、抑圧されたストレスの多い仕事。
お酒が入ったら、ストレスの蓋が取れて、かなり面白かった。

ところで、PSW(精神保健福祉士)。はっきり言ってマイナーな仕事。
それだけか、こだわりって言おうか、PSWであることでの
使命感・達成感のこだわりが大きな人々が多い。

その上、PSWの給料はえてして安い。
なんだから、ストレスは一般のお仕事の比ではない。

で、グタグタ話して…

まぁ、平べったく言えば、多くのPSWが褒めて欲しいみたい。
だから、Pちゃん。はよくヨメ(Dr.)がPSWをどう思っているか
詰問?される。

ヨメはちゃんとPSWを評価しているので、そのまま伝えると、
まんざらでもない顔をして、そのDr.の評価が上がる。

要は褒めて・認めて欲しいのね…

Pちゃん。は声を大にして言いたい。
精神科のDr.よ!PSWを褒めてあげて。(出来ればNr.も…)
給料は上げれなくてもいいから…


ではでは。

二転三転。

2005年5月11日 仕事
3度目の登場…脱力系のAパパ。

裁判所の審判が降りた結果は電話で聞いて、
院内で必要な手続き(指定医の告知 など)を順調にこなしました。

し・か・し。
肝心の審判書がAパパから提出されない。
多くの裁判所には審判書の付属文で
「速やかに病院に提出してください。」って
わざわざ、裁判所が忠告しているのに…

で、Aパパのケイタイにお電話♪
コール音も気分的には松健サンバ。

(おーれ〜、おーれ〜、ちゃちゃちゃ…)

「Pちゃんです。審判書を提出してください。」
「えぇ?謄本って書いてあって、
 Pちゃん。も大切なものだって言うから、家で神棚に上げています。
「…。コピーでいいので病院に送ってください。」

やっぱり、脱力系のAパパでした。

ではでは。

逆転勝訴。

2005年5月9日 仕事
昨日、日記に書いた脱力系のAパパ

やってくれました。

そう、今朝裁判所に行って、保護者であることをはっきりさせてきました。
(ちなみに正しくは保護者の選任。)

もう、朝からAパパと一緒にダンス!ダンス!ダンス!
お土産の変な帽子をかぶってサンバ!サンバ!サンバ!でした。

こんな感じで踊り?疲れたので今日の晩御飯は回転寿司。
かなりの手抜き…

ではでは。

浦島太郎。

2005年5月8日 仕事
この連休で月曜日と金曜日の2営業日を休みにして、6連休。
結構休んだと思う。世の中には10連休の方々もいると言うが…

最後の方はヨメが日当直など通常の営業モードで勤務が入っていたので、
結局一人でぶらぶら、天気も悪かったのも影響して
休みの無駄打ちだったような気もする。

で、土曜日が出勤のシフトにしているので行ってみるとびっくり。
浦島太郎状態でした。
まず挨拶が「Pちゃん、お久しぶり」…って2営業日休んだだけやん!
しかも、ある程度は覚悟していたが
患者さん・ご家族の方から相談オーダーの付箋が一杯。

はぁー、一気に老けました。

で、一番脱力したのが…Aさんパパ。

病院に入院する場合、本人が納得して入院する場合はいいのですが、
精神科では時には本人は納得していないが、
医者(指定医)が入院が必要と判断して、
ご家族が納得して入院していただくケースがあります。

このときには本人の意思に反して病院に入院して頂くので、
人権上の問題が発生します。(とくに患者さんが成人して未婚の場合)
そこで、患者さんの“保護者”を家裁ではっきりさせなくてはなりません。
(1回手続きをすれば次回からは不要なんですが…)

この手続きがなかなか面倒くさく、
また、法律で手続きが必要になってから4週間以内に完了させないと
さらに面倒くさい手続きが待っているんです。

そんな理由からこの手続きは技術的には単純なんですが
時間に追われ、ピリピリしながらやっています。

で、連休明けにこの4週間の期限が来る患者さんのご家族がいまして…
十分にこのあたりを説明したつもりでした。勿論連休の点も…
しかも、しっかりとした雰囲気のご家族なので、安心していました。

なのに期限直前になってもまだ連絡がなく、あわててケイタイに電話。
電話はつながるがどーもオカシイ。
雑音と言うか、奇声が背後から聞こえてきます…

Pちゃん。>「Aさんパパ、今、ご自宅です?」
Aパパ。>「いやー、○○(海外)にいます。」
Pちゃん。>「へっ?…」

ちょっとした国際電話。

何も言えませんでした。まぁ、リフレッシュは必要さ。
そうさ、まだ、世間は連休なんだ…

月曜日からは面倒くさい手続きが待っています。

ではでは。
さて、今日は自分の仕事のことと言うか、
日記を書く時に使っているこの「Pちゃん。」について…

いい歳をしたおっさんが「Pちゃん。」と言うのもなんだか…
何ともいえないものがあるけど、仕事で使っている名称から取りました。

そう、タイトルにもありますが外の仕事では私は
精神保健福祉士(Psychiatric Social Worker)と名乗っています。
また、世間一般では馴染みない仕事だと思います。
現に私自身、ヨメに出会うまで知りませんでした。

で、どんな仕事かと言うと…法律上は
「精神科領域において医療と福祉の分野の両方からサポートする」
とのことで、多くのPSWが病院や福祉施設で働いています。
う〜ぅん。なんとなく偉そうでカッコ良さそう?

でも、ぶっちゃけて言うと病院では
「患者さん&医療スタッフのご希望に答えるなんでも屋さん」です。
こんな書き方をすると多くのPSWから反感をかいそうですが、
私は「なんでも屋さん」だと思っています。

ここでポイントは患者さんのなんでも屋さんと同時に
医療スタッフのなんでも屋さんでもある点です。

ウチの病院では初診で来られる方の電話予約から始まり
初診前のインテーク(予診っていうか問診)、入院中の方のお悩み相談。
外来に来られる方の社会資源・制度の説明や使い方のお手伝い、
入院や退院で必要な行政向けの書類書き…などなどです。

で、これだけ幅広く何でもするのですがここでポイント。以上の仕事は何も
精神保健福祉士じゃなくても出来るんです。
そう、誰でもやってもいいお仕事なんです。

つまり、資格を持っていても実務上は関係ありません。
更に言えば、資格を持っていても診療報酬が取れません。
だから、病院では非常にびみょ〜な立場です。

まぁ、微妙な立場なだけに医療施設である病院の中にいて
医療に関係なく好き勝手暴れまくっています。

これからはこの“仕事”のテーマでは家政婦は見た!じゃないけど
Pちゃん。は見た!的な精神科病院での出来事を書いていこうと思います。
勿論、守秘義務・個人情報に触れない程度に…

ではでは。

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